Shandy gaff #2

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赤い糸

●私が育てたコロ(2代目)は、産まれて一週間くらいの目が開いたばかりのとこを引き取った。
 普通、ブリーダーやペットショップなどでは、
 母犬の元で育った2ヶ月からの子を引き取りますが
 父の会社の上司の柴犬(メス)が、どっかの犬に手をつけられて産まれた雑種で(笑)
 愛犬を娘のように可愛がっていた(確かに美犬だった)上司は怒髪天で
 「見たくもない!!!」ということで、話が父のところへ来たのです。
 産まれて一週間もせずに、もう残り2匹になってはいたものの、
 私が選ぼうとした時、母犬は非常に怒っていました。
 飼い主の上司も怒って、母犬も我が子を次々と引き離されて怒っていて、
 何て不幸な誕生なのかと。
 そんなの知らずに生きてる子犬は見るからに呑気で無垢で、
 この子に罪はない、と私は強く思った次第。

 私自身、病弱で、自分で望んで選んだわけじゃない負い目を抱えていたこともあって、
 産まれたことを誰にも祝ってもらえない子犬に、親近感を感じてたんだよね。
 私が見放したら、もうこの子犬は誰にも愛してもらえないかもしれないし、
 お世話だってしてもらえないかもしれない。
 だったら私が責任を持って世話しよう、立派なワンコに育てよう。
 それが慈愛の薄い身勝手な上司へ、あと身勝手な父への、
 内緒の、平和な「復讐(仕返し)」になる(笑)
 あなたたちが「俺好みじゃないから気に食わないイラネ」と放置した子は、
 きちんと育ちました、あなたたちの愛なしで。
 家長はあなたたちかもしれない、働いてお金も稼いでる。ご立派でございます。

 でもワンコが一番好きなのは私。

 ……この「子供」を介在した
 「経済力が支配する無慈悲な帝国内で、ひっそり情愛で縛り育てるレジスタンス」
 復讐の心理が、恐らく、高度成長期以後の日本の家庭の「母」の心理ですよ。
 私はこの時10歳くらいでしたが、それでも「強者(責任者)」でありながら
 「弱者」に慈愛が注げない、自分勝手で無慈悲な男たち(ナルシスト)のおかげで
 相対的に「正しい父母」の心を獲得した(反面教師)
 父だけの選択肢ではなく、私の場合は主治医や犬好きのテーラーの叔父(独身)が、
 正しい「先生(男性像)」であり、父性のロールモデルの基礎になったということもあります。
 私が本格的にお裁縫をしたいと述べたら、叔父は練習布用に、と
 素晴らしい上質の生成りのオクスフォード布を贈ってくれたような人でした。
 以後、哺乳瓶飼育を経て「母子密着」と呼べる育児(ワンコ)をしていくことになるわけです。
 自分で産まずともワンコでシミュレートできた私は、ラッキーだったのか何なのか…(笑)
 「獣」の研究は宿命づけられてたとしか思えないほど。

 ちなみにこの「母子密着」は、数年後に父の転勤という形で、
 私とコロは物理的に切り離されることになった。
 父による切断=「母子分離」ですね。
 もちろん怒りを感じたし、コロへの愛着は断ちがたいものでした。
 ただ引き取ってくれた仲の良い男友達の家は、とても色々と余裕があり、
 コロを大事にしてくれると確信していたのと、
 後に電話の報告で、コロが7匹の子を産んだ、と聴かされた時、
 あんなヘンテコワンコでも、きちんと相手が出来て、
 子孫が残せたんだ(しかも7匹も! 健康に育った証)と思うと、安堵とともに肩の荷が降りたのでした。
 しかし母親同様、相手は不明だった(笑)
 うちの子にどこのどいつがー!!#(父の思い)も、ばっちり体験できたという(笑)
 当時は今ほど避妊がメジャーでありませんでしたので、この手のケースはよくあったのです。
 しかし親と同じ運命を子も繰り返すのは、人だけじゃないみたいね。
 この点で、物理的に離れてた(母子分離)のは幸いだったかも。
 父の上司と同じ過ち(所有欲と自己愛を損ねた怒り)をせずに済んだわけで。

 これで不思議と「私のワンコ(自他同一)じゃなく、
 「その家のワンコ(自他分離)に心の内でなった。
 私は私、コロはコロ。
 もはや運命は分かれ、あとはどうか幸せに生きて、天寿を全うしてね。
 ただ一度飼った以上は、最期まで看取るのが飼い主の義務だから、そこは未だに悔恨。
 コロは初めて離れた時からしばらくは、夜になるとずっと鳴いてたそうな…。


●さあ、ここから見ても、

 「母子密着(包み込む力:母性)」「母子分離(切り離す力:父性)」で、

 健全な育児の1セットだとわかりますね。
 子供にとってだけじゃなく親にとっても健全で、大事なことであると。
 この「母子分離(父による切断)」を、経済活動にかまけて
 現代の核家族内でロクに行っていないということが、大きな心理的問題なのです。
 父が「子供のことはお前に任せた」で、
 会社(大きな家)での「良い子(自己愛)」の評価上げに専念していると、
 ずっと家の子供は「子供(母子密着)」のまま、
 母のペット=所有物・情的な支配を受け続けることになる。

 そして「見えない心のヘソの尾」をつけたまま、
 年頃になって結婚した「子供(母のペット)」は、当然いつまでも心が「父」にはなれないのです。
 だって何の手本もありませんから。
 「父」が主にやってたのは、経済活動で家庭にお金を運ぶことです。
 当然「金やモノ」=父(男)の愛 と子供は学習したでしょう。
 そして新たな「母」は自分の産んだ「子供」と密着し、「大きな子供(父)」は、会社の「良い子」として…

 ──以下永久ループです。

 日本の家庭では、妻は社会的には夫と結婚してますが、
 心理的には「母と子」で結婚している(愛を育んでいる)と昔からよく言われてきた。
 愛だけじゃなく憎悪も、ですが。
 そして「結婚」ですから、その終わりは当然「死が二人を分つまで」となるのです。
 「娘」はまだ自分の結婚で母の束縛を解けますし、
 自力で「母の過失改めとやり直し(出産・子育て)」が可能ですが、
 産まれた時から自分の意志に関係なく心理的結婚をさせられている「息子」は、
 母の死の日まで、ひたすら血の鎖に縛られることになる。まさに「赤い糸」
 しかし離れようとすると「誰も自分をずっと愛してくれない(かもしれない)」という
 分離不安の恐怖があるため自分では断ち切れない。また母もそれは許さないよう支配する。
 母だって息子が離れたら(夫がエゴを尊重しないため)孤独だから必死なのです。
 しかも全てを与えた(身体や子供)結果、夫に見向きもされなくなった以上、
 「決して満足させないこと」を失敗から学習している。

 この母子の間の男女の駆け引きめいた愛憎はいつしか、自分を心からリラックスできるほど
 幸せにしてくれない無慈悲な女性性への愛憎
 その性的機能(出産)への愛憎となっていく。
 産まれた時から自分の不幸(苦役)が始まった以上、そのルーツは憎悪を向けられるのです。
 ここで持ち出すのはアレだけど、福井さんは「月繭」から
 この強いミソジニーの傾向がわかってました。
 ゆえにマリーダさんの件(売春婦と性器破壊)はむべなるかな、と。
 わからなかったのは、グエンの祖父との露悪な性的トラウマでしたが、
 「父性不信」なのだと思えば、アンジェロのエピも含めて納得です。
 母性も父性も傷ついている(ネガティブ)となれば、人格は相当に不安定でしょうね。
 そりゃ武器テンコ盛りのフルアーマーユニコもしたくなる…(笑)

 原発事故によって、最も被害を受けるのが次代を繋ぐ女性性、それも妊婦や幼い子
 という今の無惨な状況は、この「母の虐められペット」たちの抱えてきた
 母性憎悪の無意識の復讐が成就したようにも思えます。
 出産への畏敬や感謝、母性への自然な敬愛があれば、
 こんな悲惨な事態は何を置いてもとめなきゃいけないのに
 相も変わらず原発推進だからねえ…その本音(無意識)を斟酌したくもなる。
 原発はゼロからエネルギーも金をも生み出す、いわば「人工の父母」でもある。
 「自分を産み直し、愛し直せ(リセット願望)」と思いつつ、
 自分では出来ない(そして女性嫌悪を抱える)「獣」の男性にとっては、
 原発の存在は、単性だけで出来る「創出」のエミュレート(癒し)
 でもあったのかもしれません。

 ただし皮肉なことに、知らず、親と同じように「欲の子」とその不幸をも
 全くトレースするように生み出したわけです。
 意識ではなく、無意識に支配されているのは、心の内を混沌のままにしているからです。
 「知らないことはできない」
 そして単性の創出など自然の摂理に反する、とばかりに天災によって正された。
 現代のバベルの塔だったんでしょうか。
 母性の創出には、父性の破壊(サディズム)も付き物だから、いずれ事故は起きたでしょう。
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コメント

こんにちわ

私は半分も正しく読み取れていないかもしれませんが
感慨深く読ませていただきました。

身につまされるエントリでした。

いろいろ難しいですね。

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